｢胸の脂肪注入｣の体験談−ご相談からアフターケアまで

会社の先輩にすごくきれいな人がいるんですよ。顔というより、プロポーションのメリハリが効いてて、モデルさんですか？　ってくらいの体型なんです。ところがある時「先輩の体型、格好いいですよね〜」って言ったら「あぁ、これね、整形なのよ」とニッコリ笑って意外なお答えが。「え、そうなんですか！？」
よくよく聞くと、ウエストと脚は脂肪吸引、そこで取った脂肪をバストに入れて、サイズアップして形を整えたんだそうです。なんか話を聞いているだけで体のあちこちがむずがゆいような痛いような。「痛くなかったんですか？」「豊胸したって、彼にバレたりしません？」「傷跡残ったりしませんでした？」「そもそも、なぜ整形？」矢継ぎ早にあれこれ質問する私に、先輩はひとつひとつ教えてくれました。
麻酔をきちんと使うから、痛みは気にするほどでもないこと。プロテーゼ法は判らないけれど、脂肪注入ならまず気づかれることはないこと。この先輩は彼氏にも整形を受けたことを報告していて、彼氏いわく「このバストが整形モノとはとても思えん」と感心していたそうです。手術跡は、実際に見せてもらいました。予防接種の注射跡をもっと小さく薄くしたような感じで、言われなければ判らないくらいです。
それにしても、整形したことを簡単にカミングアウトしちゃうのも凄いなぁ…と思ったのですが、先輩は「整形はメイクやファッションと一緒で、自分を高めるためのもの。自分から言いふらすものではないけれど、別に隠し立てするようなことではない」のだそうです。

最後に先輩は私に「あなたも整形考えてるの？　人それぞれだけど、何ごとも『やらないで後悔する』ってのはもったいないと思うよ」と言い、もしその気があるなら良い病院紹介するからね、と笑っていました。
先輩の言葉ひとつひとつを頭の中で何度も繰り替えし、ようやく決心のついた私が、紹介していただいた北村クリニックで脂肪吸引の手術を受けたのは、その3ヶ月後のことでした。
…私自身の「体験」というより、手術を決意するまでのお話になってしまいましたが、何かのお役にたてば嬉しいです。